海外生活の醍醐味の一つといえば、日本では見ない現地の食べ物を食べる事では無いでしょうか?
野菜から果物、調味料や肉魚まで、日本ではなじみが無く「なんだこれ?」と思う物が見つかることもしばしば。
今回はそんな野菜の1つ、パースニップを食べてみました。
Parsnip=パースニップ
では早速、こちらがパースニップです!じゃん!
…. 小さめの大根?形はニンジン?きっと日本から来た人ならそのように感じると思います。
こちらのパースニップ、大きさは大体、大き目のニンジンと同じか、一回り大きいくらい。
形はもろにニンジンですが、白っぽい色をしています。クリーム色とも形容できます。
大根とは明らかに形も大きさも違います。
こちらがヘタの部分です。ニンジンぽいですね。
この通り、パースニップは見た目も大きさも「白いニンジン」という感じの野菜です。
Parsnip =パースニップはパセリやニンジンの仲間
見た目がニンジンによく似ているのもそのはず、パースニップはニンジンと同じセリ科の野菜です。
ニンジンは セリ目セリ科ニンジン属の野菜
パースニップは セリ目セリ科アメリカボウフウ属の野菜
...だそうです。
同じようにセリ目セリ科の野菜としてパセリ(オランダゼリ属)もそうです。
パースニップはニンジンやパセリのお仲間ということですね。
パースニップ自体はヨーロッパ原産の野菜で、和名としてはカタカナ名のパースニップの他、アメリカボウフウ、シロニンジン、サトウニンジンとも呼ばれています。
パースニップの栄養価
パースニップは根菜だけあって、食物繊維が大変豊富な野菜です。
100g当たり役5g、つまり約5%も食物繊維を含んでいます。ゴボウにも匹敵する食物繊維の含有量ですね。
その他、カリウムを特に豊富に含んでいます。
他にも少量ずつながらもカルシウムや鉄分、マグネシウムといったミネラル、ビタミンBを含んでいます。
そのため、体に良い、ダイエットに良いと言う理由で着目されています。
西洋食文化では食物繊維が不足しがちですから、そのような中では大変重要な野菜と言えるでしょう。
パースニップ参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%97
https://en.wikipedia.org/wiki/Parsnip
https://www.organicfacts.net/health-benefits/vegetable/parsnips.html
http://foodfacts.mercola.com/parsnip.html
パースニップはどうやって食べるの?
ニンジンやパセリの仲間であるパースニップ、その香りはニンジンやパセリに少し似ています。
香りはとてもマイルドで、味も正直あまりせず淡泊です。過熱調理をした後は、ニンジンのようなほのかな甘みが美味しいお野菜です。
パースニップは持つと同じサイズのニンジンよりも軽く、スカスカした触り心地がします。ニンジンほど水分が豊富な感じではありません。
キツイ味がするわけで無いパースニップはどの様々な料理に合いそうです。
ニュージーランドではパースニップは、ニンジンと一緒に茹でたり、オーブンで焼いたりして食されるほか、冬場のスープやシチューの具として活躍します。
早速我が家のパースニップも調理してみましょう!
まずは皮をむいて.行きます。ニンジンよりも柔らかい触り心地です。
切り口の感じもニンジンによく似ていますが、柔らかくスカスカした切り心地です。
切り終わりました!本日は王道、スープの具として味わいます。
この日はちょうどハムボーンを購入していたので、それと一緒にスープに入れます。
ハムボーンの左下に浮いているのがパースニップです。パースニップはぷかぷかと水の上を浮いてしまうので、やはり空気を含んでスカスカした野菜の様です。
玉ねぎはほぼ溶けるくらい煮込みましたが、パースニップはまだ形をとどめています。
かなり柔らかくなって、スポンジのように、スープを含んでおいしいです。
パースニップは食物繊維を豊富に含んでいることもあり、煮崩れしにくい性質があるそうです。
そのためスープの具としても最適です。
玉ねぎとハムボーンがとろとろに柔らかくなるまで煮込んだスープでも形状を保ち、柔らかーいスポンジのような?触感でした。
スープをたくさん含んでほんのり甘い味がして美味しかったです。根菜仲間の大根やニンジン、ゴボウのどれとも異なる食感でした。
パースニップまとめ
まとめると、
- 日本ではなじみで無いお野菜Parsnip=パースニップ、シロニンジン
- パースニップはニンジンやパセリの親戚
- 食物繊維が大変豊富でミネラル・ビタミンもある
- 癖のないほんのりとした甘みのする味
- スープの具として最適!茹でたり焼いてもOK
以上、日本ではなじみの無い野菜、パースニップでした。
食物繊維がとても豊富ですが、火が通りやすくてゴボウよりも食べやすいと思います。和風の炒め物とかにも合いそうで、用途も豊富な野菜と感じました。
ニュージーランドの気候で育つなら日本で育たないということも無いでしょうし、日本でも育てたら流行りそうな気もしますよね。
皆さんも見かけたらぜひ食べてみてください。
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