ここのところ、オークランドも日が短く、少し涼しくなってきましたね。
ニュージーランドでは夏が終わって、秋がもうそこまでやってきています。
秋と言えば...秋の味覚!その中でも我が家のお気に入りは栗です!
...というわけで、ニュージーランドでの秋の栗事情について我々の体験と調べた情報について紹介してみます。
ニュージーランドの栗のシーズンはいつ?
ニュージーランドの栗の季節は北島では3月中頃から4月の中頃までです。
その年の気候により、若干の前後はあると思われますが、基本的に栗のシーズンは期間が短いです。
栗拾いはシーズンが到来すると、長くてせいぜい1月、ピークはほんの2週間くらいで終わってしまいます。
みかんとかと比べると、あっという間に収穫時期が終わってしまいますので、うっかりしていると気が付いたら栗の季節が終わっていた!なんてことも…
3月に入ったら、近場の栗拾いの場所をチェックしたりして情報収集をしましょう。
ニュージーランドで栗拾い:近場の公園編
では栗拾いはどこで出来るのか?
まず、個人のお庭や公園に栗の木が植えられている場合があります。
胡桃拾いの時同様、知り合いの家の庭(または自宅に)栗の木が植わっていれば最高ですが…
そうでなくとも、公園にも栗の木が植えてある場合があります。
私たちが木を見つけたのは、例えばウェストオークランドのTui Glen Reserve!
こちらには何本か栗の木が生えていて、小粒だけと食べれそうな栗の実が落ちていることがあります。
ただ、結構拾われてるな~というときもあります。
Tui Glen Reserveで拾いました。
それから、最近Matamataの町を通過しましたが、町の中心部にある公園には多くの栗の木が植わっていました。(こちらは2月ではまだ実が熟しておらず…)
以前胡桃の記事(こちら⇒http://www.japakiwidaisy.com/2018/02/2.html)で紹介した、Foraging mapを利用して、自宅の傍の栗の木の有無を探してみても良いかもしれません。
ニュージーランドで栗拾い:栗農園
大量に栗をGETするならば、栗の農園に行って栗拾いをしたいですね!
栗拾いが出来る農園はあちこちにあるようです。
さすがにオークランド市のど真ん中...にはありませんが、オークランドから1時間ほどのドライブで行けそうな範囲内には何カ所か、栗拾いスポットがあります。
たとえば、Clevedonにあるこちら:Chestnut Charlies
所在地:291 Monument Rd, Clevedon, Auckland 2582
電話: 021-182-3030
オークランドとハミルトンの間、Rangiriri周辺にある:Chestnut Ridge Farmstay
http://www.chestnutridge-nz.com/index.html
所在地:40 Moorfield Rd, Te Kauwhata 3782
電話:027 250 0941
営業している確認はとれませんでしたが、WaiaupaにあるこちらのChestnut Farm
169 Percy Millen Dr, Waiau Pa 2679
他にも探せばポツポツと栗拾いをさせてくれる農園がありそうです。
どこもキロ当たり2~4ドルとリーズナブルなお値段なようです(不便なところにあるほど安い傾向が!)。
袋や道具は自分で持参する必要があるようです。
農園での栗拾いに興味がある方は、必ず事前に連絡をして栗の状況(今年はいつごろから何時頃まで開園しているか)や、持参する必要のあるものについて確認しておくと良いでしょう。
秋の味覚ですよね~(イガイガがいたいけど)
大きいのが拾えると嬉しい!美味しい!
栗を購入するなら
ニュージーランドでも、栗を購入することが出来ます。
シーズン中~後くらいならば、栗は一部のスーパーの青果売り場でも販売されます。
アジア系の野菜&果物屋さんでよく見かけます。
ただ、その場合はお値段が自分で拾う場合に比べてかなり割高になる他、ちょっと古い乾燥したものが売っている場合もあるので、良く見極めて購入しましょう。
また、Trademeのような個人取引サイトでも、自宅の栗を箱詰めして売るよ~ってかたが、栗を販売している場合がたまにあります。
個人からなので、送料は掛かりますが、新鮮な栗を割安で購入できます。
これは栗拾いのシーズン中に限られるので、もしそんな商品を見つけられたらラッキーですね。
栗の保存の仕方など
栗は鮮度が大切な食べ物です。
以前日本の栗拾い農園で聞いた話としては、新鮮な栗は冷蔵庫で2週間ほど寝かせてから食べると、うまみが凝縮されて甘くなり、皮も剥きやすくなるとのことでした。
しかしそれ以降はどんどん劣化してしまいます。
それに新鮮な拾いたての栗は、寝かせなくても柔らかくてホクホクで美味しいです。
やはり栗は鮮度が大切で、保存できる期間は限られています。
でもできればたくさん栗を拾ってきて長く楽しみたい…という場合は、冷凍保存を考えても良いかもしれません。
そこで、冷凍保存の方法についていくつか調べてみました。
1.そのまま冷凍(あまりお勧めでは無い)
丸ごと栗を冷凍することは、当然可能です。そのままなら、楽そうです。
でも解凍した後が大変そうですよね。
果たして新鮮な栗と同様に皮をむけるのか?などと考えると、あまりお勧めできる方法では無さそうです。
2.皮をむいてから冷凍(おすすめ)
良くやっている方がいるのが皮をむいてから冷凍する方法。
実際、日本では冷凍剥き栗とか売ってますものね。
皮むきはちょっと大変ですが、使うときも簡単そうだし、良い方法だと思われます。
ただ、皮をむいた状態で冷凍保存しておくと、だんだん乾燥したり変色したりすることがあるので、それを防ぐために砂糖をまぶして冷凍すると良いようです。
クックパッドとかにもこのやり方が人気のようです。
参考→ https://cookpad.com/recipe/3447109
3.栗の甘露煮にしてから冷凍(おすすめ)
個人的に良いのじゃないかなーと思っているのは、栗の甘露煮にしてから、シロップごと冷凍保存する方法です。
濃い砂糖のシロップに使った状態だと、氷の結晶ができにくくきれいに冷凍される他、栗の乾燥も防げます。
このまま保存しておけば、お正月に栗きんとんの作製まで持たせることも出来る…のではないでしょうか?
拾った栗を食べてみました!
さあ、今回は公園を巡って拾い集めてきた栗を食べてみました!
まずは皮向きです。
そのままでは無く、栗をお鍋にいれて、別容器(Jug)に沸騰させておいた熱湯をザーッとかけて、そのまま冷めてぬるくなるまで漬けてておくと、鬼皮周辺に熱が通って皮をむきやすくなります。
まだ生のままですよ。熱湯をザーッとかけただけ。
皮をむいたら、塩水につけてあく抜きをしていきます。
ここが大変。良く切れる包丁がいります。
今回は甘露煮にしてみました。ぐつぐつ~
NHK、今日の料理ホームページを参考にして作りました。参考ー>https://www.kyounoryouri.jp/recipe/18893_%E6%A0%97%E3%81%AE%E7%94%98%E9%9C%B2%E7%85%AE.html
目を離したスキに焦げました(泣)。まあこれはこれで美味しかったけど。
別の回です、栗の甘露煮成功!
さらに、正月でもないのに、サツマイモを裏ごしして栗きんとんにしました!
完成~、超美味しかったです。
子供がとても栗好きなので、来たる3月は栗拾いにあちこち回りたいと思っています。
ニュージーランドにお住いの皆さんも、ぜひ近場で栗拾いスポットを探してみてくださいね。
ちなみに、日本では皮をむきやすい新しい栗の品種で「ぽろたん」というのがあるらしいです。
いいなぁ、食べてみたいなぁ。でも植物の苗とかニュージーランドへ輸入するの大変なんでしょうね~。
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