子供が赤ちゃんから幼児になり大きくなってくると気になりだすのが、子供の習い事。
お稽古事に行かせた方が良いのかの判断は、子供自身や家庭の事情によりさまざまですが、周りでの体験談なども気になりますよね。
実はかなり前、まだ小さかったころ、息子をオークランドのベビースイミングに連れて行っていました。
今回はその時の体験談を記載しようと思います。
人気の習い事:水泳・スイミング
日本でも、マタニティスイミングやベビースイミングがありますが、赤ちゃんの時から出来る習い事として、ニュージーランドでも人気なのがスイミングです。
泳ぎ方と色々と学習するというよりは、海で生き延びるための必要スキルとして、小さい時から水慣れさせたいという親が多いようです。
子ども向け、特に赤ちゃん向けのスイミング教室が開催されているのは、水温管理された室内プールの施設です。
赤ちゃん向けには生後6か月くらいから参加できるコースが多いですが、中には生後3ヵ月からのコースを提供している団体もあります。
6か月の赤ちゃんから参加できる
我が家も長男が6か月過ぎた時からニュージーランドのとあるベビースイミング教室に参加していました。
長男が7か月くらいの時です。
水温管理されたプールの一角で、週1のコースでした。
赤ちゃんはまだハイハイできないので、当然親子で参加です。
プール用おむつを赤ちゃんにはかせて、親も水着で入ります。
クラスはどこも少人数で、私たちが通っていた場所でも5~7家族で1グループだったと記憶しています。
ニュージーランドのベビースイミングはスパルタ
ニュージーランドのベビースイミングは日本のそれと比べると、かなりスパルタです。
6か月の赤ちゃんでも、初日から大きいプールに親に抱かれて入水します。
そして初日から、「3、2、1」の掛け声に合わせて、コップで水を頭からかけられます。
当然赤ちゃん、ぎゃん泣きですが、インストラクターさん曰く、「赤ちゃんでもどんどん学びます。3,2,1の掛け声とともに、息を止めることを覚えます!!」
...マジ?
ところがこれは本当にその通りで、何回かクラスに行くうちに、しゃべりもしない赤ちゃんでも、「3,2,1」が聞こえると、タイミング良く息を止めることを覚えていきます。
ニュージーランドのベビースイミングはとてもスパルタ
長男も水に慣れてきて、息を止められるようになったのには感動しました。
顔に水をぶっかけられても、泣かなくなりました。それだけでもすごいです。親としては感動します。
しかし、スパルタなベビースイミング、赤ちゃんの成長に合わせて内容もどんどんレベルアップします。
3回目くらいのレッスンでは、コップを水につけるのではなく、赤ちゃんの方をプールにボチャンっと頭までつけます。
赤ちゃんを、親が抱っこした状態から、
「3,2,1」の掛け声とともに赤ちゃんをプールの水面下へボチャン、
すぐに引き上げるというものです。
当然最初は、赤ちゃんぎゃん泣き。
...拷問?
すごいですねー、トラウマになったらどうする?中耳炎になったらどうする!?とか、色々気になりますが、日本ではまずない光景ではないでしょうか。
しかし、これにも赤ちゃんは対応します。少しずつ、息を止めることを学んでいきます。赤ちゃんすごい!!
こちらが我が家のその時の様子です。
プールサイドに座っている状態から~
持ち上げられて、
落とされる。ボチャン。
この時、抱っこしている父親は後ずさりして1mほど動いています。赤ちゃんにしてみれば、水面下を前に移動したことになります。
足をバタバタする子もいます。
抱き上げられてゆーらゆら抱っこ。顔は見えませんが泣いてません。
最初は親も「ひえー、赤ちゃんごめんね!」みたいにやりますが、意外とどんどん水慣れしていく赤ちゃんにびっくりします。
しかしベビースイミングクラスもさらにレベルアップします。
次は、インストラクターと親が一組になり、親が赤ちゃんを前向きの状態で抱っこします。
「3,2,1」で赤ちゃんを腹ばいの状態で水にボチャン、そのまま水面下を1メートルくらい移動させて、対面にいるインストラクターにパス、インストラクターさんが水から引き上げます。
2-3秒は赤ちゃんは水面下です。
このエクササイズが行われたのは5-6週目くらいかと思います。
何と驚きのことに、何人かのセンスの良い赤ちゃんは、このエクササイズをすると、初めてでも水の中で足をバタバタして泳ごうとするのです。
めちゃくちゃスパルタですが、この練習を繰り返していると、まだ歩くことも出来ない赤ちゃんなのに、水面下で息をとめ、目を開けて、足をバタバタすることを覚えます。
こちらがその様子です。
水面下にボチャンされ、前に押される赤ちゃん(矢印の下)
左側にいるインストラクターが抱き上げ水面に顔を出す赤ちゃん
ここまでで片道、泣いてないでしょ? 右側(パパ)へ向けて、帰りもあります。
プハー!
赤ちゃんすごい。
そして赤ちゃんにそれをやらせる容赦ないベビースイミング教室すごい。
もちろんお教室では、上記のようなハードな水慣ればかりではなく、パパが赤ちゃんを抱っこしてプールを歩くだけ、みたいな楽なエクササイズをしている時間の方が多かったです。
赤ちゃんが顔を水上に出したまま、水中キックをする練習とかもしていました。
パパのお背中にくっついてプールをお散歩とかもあります。これは赤ちゃん楽ちん。
ベビースイミングするなら口コミで色々探そう
ちなみに上記で私が行っていたスイミング教室は、ベビースイミングに特化したお教室で、インストラクターさんもベビースイミングのプロです。
間違っても、自分の自己判断で上記のようなトレーニングはさせない方が良いでしょう。
だってまだまだ赤ちゃんなのですから… 何かあったら怖すぎです。
ベビースイミング教室では、息子と主人にプールに入ってもらい、私はもっぱらプールサイドで見学&写真撮りをしていました。
上記のコースでは、10週間で1コースとなっていました。赤ちゃんによってはプールになれるのに時間がかかりますが、10週間を終える頃には、どの子も水に相当慣れていました。
ベビースイミング教室はインターネットで情報を探し、施設やインストラクターさんがしっかりしてそうなところを選び、ちょっと遠くでしたが通いました。
その後一時的に日本に引越してしまったので残念ながら継続はできませんでしたが、あのまま続けていたら長男は今頃泳ぐの上手な子に育っていただろうなぁとは思います。
以上、当時ニュージーランドのベビースイミング教室に行っていたときの体験レポートでした。
今は同じくニュージーランドで、小学生・幼稚園向けのスイミング教室を探しています。
こちらも少人数クラスで行う場合が多いようですね。いずれ参加した時にはその様子を報告します。
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