言葉の教育の王道と言えば読み聞かせ。一人で読書…は中々やってくれない我が家の小学校低学年と幼稚園児ですが、読み聞かせは大好きです。本日は、英語を教えるのに超お勧めの英語の本である、ドクター・スースのABCを紹介します。
作者のDr. Seuss(ドクター・スース)について
この絵本の作者Dr. Seussはアメリカの絵本作家で現在すでに故人です。Dr. Seussは何冊もの児童絵本を執筆して、その多くは世界中で超!ヒットしています。英語圏で無い日本語でもWikiページが作られているくらいです。
Dr. Seussの絵本の特徴は、ただの「読んで楽しい絵本」ではなく、「英語の学習」を目的として強く意識された内容であることです。英語のリズムや響きが重視されており、同じページ内で対立語が同時に出てきたり、韻を踏む言葉遊びが多く使用されています。
どんな本でも読めば語学学習にある程度の良い影響がありますが、Dr. Seussの本は英語の学習には素晴らしい内容です。それがDr. Seussの本が今でも世界中で売れている理由です。
Dr. SeussのABC
Dr. Seussの本は色々とありますが、内容の長さや字の大きさ、語彙の内容的には小学生低学年くらいからが適しているかな?と感じるものが多いです。
そのような中で、幼稚園児にお勧めできるDr. Seussの本として、Dr. SeussのABCを紹介します。
ハードカバー版(大きくて分厚いカバー、その分ちょっと高い)やペーパーバック版(ペラペラの紙、小さい大きさ、軽くて安い)として販売されています。ペーパーバック版は外出先へ持ち運びがしやすいです。
こちらがハードカバー版
ペーパーバック版。
我が家には両方あります。ペーパーバック版のほうを先に購入してボロボロになるまで読みました。そのあとでハードカバー版を購入しました。
Dr. SeussのABCが幼稚園児からお勧めの理由
Dr. SeussのABCはそのタイトルの通り、ABCを教えることに特化した本です。1冊を通してのストーリーがあるわけで無く、AからZまでのアルファベットを各ページで紹介し、そのアルファベットを利用した単語を絵と一緒に紹介しています。
紹介される単語は、普通の単語の場合と、Dr. Seussが考えた造語(主に人の固有名詞や空想の動物の名前)が含まれます。
それぞれのページは短くて、かわいらしい絵が描かれているので、幼稚園児でも楽しく見ることが出来ます。お子さんがまだ幼稚園児で、英単語に親しませたいという場合に大変お勧めです。
Dr. Seussシリーズ購入に興味がある方にも、その一冊目として勧めたいです。
Dr. SeussのABCの内容を紹介
では数ページ紹介してみましょう。アルファベットの始まりは?Aからですね。
”BIG A, little a, what begins with A?”
大きなA、小さなa、Aで始まるのは何?というリズミカルな文章で始まります。さりげなく大文字(BIG)のAと、小文字(little)のaを視覚的に紹介しているのも上手な演出だと思います。
ページをめくると…
”Aunt annie’s alligator, A… a… A….”
Aが頭文字の単語を並べた文章に可愛い絵がついています。最後にもう一度大文字Aと小文字aを視覚的に確認しています。
次のページはまた、
”BIG B, little b, what begins….”
と同様のパターンでアルファベットを網羅していきます。ところどころで語りかけのパターンが変わりながら続きます。
Dr. SeussのABCは独特のリズムと響きが魅力
ちなみにこのDr. Seuss’s ABCで、私のお気に入りはOのページです。
”O is very useful. You use it when you say: “Oscar’s only ostrich oiled an orange owl today””
“”の中にOの付く単語が上手に並んでます!リズムも良い並びです。しかもちゃんと文法的に正しい文章に完成しているのがすごいですね。
続いてうちの子供のお気に入りは、Tです
”Ten tired turtle on a tuttle-tuttle tree.”
Tuttle-tuttle treeって何~(笑)
でも、この文章を読んでみると、独特のリズムが気持ち良いんです!造語と思われるTuttle-tuttle
treeのところが得に、「タト・タト・トゥリー」と面白い響きです。
と同時に、“T”の響きが繰り返しで出てきて、頭に入れることが出来ます。
この様に、ただABCアルファベットとそれを使った単語が並んでいるだけではなくて、その単語の並びからくる響きとリズムが洗練されているのが、Dr. Seussの本シリーズ共通の素晴らしい点です。英語のネイティブスピーカーでセンスの良い作者だからこそ執筆できる内容だと感じます。
読み聞かせ目的でリズミカルに読もうと努力すると、読み聞かせをする側(親)の英語力もレベルアップ間違いなし!
まとめ
Dr. Seuss’s ABCの魅力をまとめると
- 英語教育にDr. Seuss(ドクター・スース)の本がお勧め
- Dr. Seussの本の中でもDr. Seuss’s ABCは幼児から楽しめる
- ABCの大文字小文字、単語を学べる本
- 文章には楽しいリズムと響きがたくさん含まれる
この本は本当に、擦り切れるまで読みました。Dr. Seussの本には他にも素晴らしいものがたくさんあります。私たちのお気に入りをまた、別の機会に紹介させてもらおうと思います。
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