我が家の幼稚園児(と言ってもまだ3歳)が、お兄ちゃんと一緒にテレビゲームをしたがってしまい、その対応に四苦八苦しています。根気よく「君にはゲームはまだ早い」「ゲームはやっても少しだけ」と言い聞かせている親の苦労話です。
時間を守れる小学生のゲーム
我が家の小学生低学年の長男は、現在、毎日少しずつ時間を決めてテレビゲームを楽しんでいます。その時々で好きなゲームは違いますが、WiiUが好きで、マインクラフトとかマリオシリーズのゲームで楽しく遊んでいます。
ゲームをして良い時間は1日あたり1時間、たまにボーナスで+30分というのが我が家のルールです。まあ母の本音としては、ゲームをした分やはり外遊びの時間は減りますし、やらないに越したことは無いのですけど。
ルール上終わりの時間が来ると、嫌々ながらもゲームを終了させて電源を切れるようになりました。宿題を頑張った日はボーナス時間ありとか、土日で天気が悪ければボーナスありという感じで、上手にゲームと付き合えていると思います。
ゲームは1日1時間以下ならOK?
ちなみに長男のゲームをして良い時間は1日1時間+ボーナスというのは、インターネット上でもたまに聞く「ゲームは1日1時間以内ならば悪影響を与えない」という情報に基づい決めました。
気になって調べてみましたが、根拠となる情報はオックスフォード大学の研究結果みたいです。
英語ですがこちら→ http://www.ox.ac.uk/news/2014-08-04-little-video-game-playing-linked-better-adjusted-children
ゲームと勉強の関係ではなく、子供の友好関係や落ち着きがあるかどうかなどを調べた研究です。10~15歳の子供対象として調べたところ、ゲームをする時間が一日あたり1~3時間ほどの子供では顕著な悪影響は無かったそうです。むしろゲームをする時間が1時間以下(これは放課後の自由時間の3分の1に相当)の子供は、ゲームをしない子供に比べて友人関係も良く落ち着いていた、とのこと。
外国のデータだし、学習との関わりは調べてないのが気になりますが、続きの研究発表は無いのかな?ゲームをする時間以外の時に何をしているか(テレビを見てるのか、宿題をしているのか)も大事な気がしますね。
幼稚園児のゲーム
さて話を戻しますが、我が家の小学生の方は時間のルールを守ってゲームが出来るようになりました。ところが問題はまだ3歳の次男の方です。いつもお兄ちゃんがゲームをしているのを見ているので、自分もとてもやりたがります。まだ3歳、さすがにテレビゲームはやらせることに抵抗があります。
それでもたまに次男にも「10~30分だけなら良いよ」と許可すると、その時間が終わっても気持ちを切り替えることが出来ず、最終的には力づくで取り上げるはめになってしまいます。やはりまだ気持ちの切り替えが出来る年齢では無いようです。
お兄ちゃんがゲームをしているのを見ると「ゲームやりたい、僕もゲームゲーム!!」と言って何度も頼みに来るので、このままでは親も本人もとてもつらいです
この世界が大好きなのです。
「ゲームごっこ」をしてみる
我が家の次男は具体的にはマリオが大好きです。でもテレビゲームはまだ早い…そこで「マリオゲームにはまる」のではなく「マリオの世界観にはまる」という状態にしたいと考えました。
「マリオのごっこ遊び」をたくさんさせる事でゲームの世界観に浸らせてあげればちょっとは納得してくれるのでは?と考え、次男がゲームをやりたいと言い出した際に、すかさず「マリオの世界ごっこしながらお散歩しよう!」と誘いかけてみました。
最初は「?」としていた次男ですが、「テレッテッテレレ~、ヒア・ウィー・ゴー!」とマリオの効果音の真似をしてあげたらノリノリで散歩に来てくれました。
お散歩で行く先々でマリオの様にぴょんぴょん飛び跳ねてみたり、途中で見かけたマンホールをマリオの世界の何かに見立てて踏みつけてみたり…また、道端のお花を見るとフラワーと言って火の玉を飛ばすふりをしてみたり。
傍から見ると変な親子なのですが、息子の方はマリオワールドを想像で膨らませながらの外遊びなので、なかなか楽しいようです。かなり大喜びで参加してくれました。
見てマリオ!あのキノコはもしかして…!
ゲームごっこバリエーション
「ゲームごっこ」はそれなりに楽しんでくれることが分かったので、最近では小道具を使って色々なゲームごっこをしています。
- 自宅の駐車スペースにチョークで丸をかいてマリオワールドを作る
- 雨の日は室内で座布団をマリオワールドの障害物に見立てて、踏んだり跳ねたりする
- 紙を繋げて大きな模造紙を作り、その上でマリオワールドの絵を一緒に書く
- マリオの玩具、その他の玩具でマリオワールド版のお人形遊びをする
休日にはパパが悪役となり「マリオワールドのバトルごっこ」をしています。「ごっこ遊び」はどうしても相手をしてあげる必要があるのが大変なところですが、もう少し大きくなれば友達と遊ぶようになって親と遊ぶ時間も減るので、今だけだろうなぁと思って相手をする時間を設けています
「ゲームごっこ」の利用でゲーム終了が少しは楽に?
ゲームごっこを取り入れて、現在では下記のような流れで次男の「ゲームやりたい!」攻撃をかわしています。
- お兄ちゃんが夜にゲームをする(場合によっては3歳も少し参加)
- →ゲーム終了時間が来る
- →「まだゲームやりたい~」となる
- →ここですかさず「ゲームごっこ」の中でもお気に入りの、マリオワールドでジャンプ&ママクッパとバトルごっこを提案。寝室で枕をファイヤーボールに見立てて少し遊ぶ。
- →少し遊んでからそのまま寝室で本の読み聞かせに移行。この時もお気に入りの本からスタート。
- →就寝
相手をしなければいけない事も含め、この就寝までの怒涛の流れ。大変ですが、「ゲーム~!」と癇癪を起されるよりはマシです。この方法が使えなくなるまではしばらくこれで行こうと思っています。
母の戦いは続く…
ゲームをやりたがるのも成長の過程…かも…
幼稚園入園するぐらいから、幼児は何かにハマって「ごっこ遊び」が大好きになる時期がありますよね。OOライダーとかOOヒーローとかが大好きで、セリフを覚えるまで何度も同じテレビを見たり、ごっこ遊びしたりする時期が、長男にもありました。
次男の場合は長男が楽しそうにゲームをするところを見ていたため、OOライダーではなくマリオにハマってしまったのでしょう。かと言ってゲーム自体は刺激が強いので、ゲームで遊ぶ時間は減らし、その代わり「ごっこ遊び」の方でゲームの世界感を楽しむ時間を増やすことで満足感が得られれば良いと思います。
もちろん「君にはゲームはまだ早い」「ゲームはやっても少しだけ」との言い聞かせも続けています。呪文のように繰り返し言い聞かせればそのうち洗脳されてくれるかもしれません。
長男も幼稚園児くらいの時はすごく聞き訳が悪かったのが、小学生になってからは徐々に気持ちの切り替えが出来るようになり、ゲームも時間を守って出来るようになったので、希望の光はあります。最終的には次男もゲームとうまく付き合えるようになってくれることを祈っています…